AI画像のプロンプトを探すだけで1時間が消える。調べものはPerplexity、メモはNotion、下書きはGoogle Docs——ツールを渡り歩くうちに、肝心の「書く」作業が後回しになっていないでしょうか。
YouMindは、素材の収集からAI執筆までを1つの画面で完結させるAI創作プラットフォームです。20,000件以上のAI画像プロンプトも無料で公開しており、画像生成の起点としても使えます。
この記事でわかること
- YouMindが解決する「ツール分散」の課題
- Boardを中心にした素材管理と執筆の流れ
- 20,000件超のAI画像プロンプトライブラリの中身
- 料金プランと無料枠でできること
- Readwise・Notion・Perplexityとの違い
YouMindとは何か
YouMindは、シンガポールのMIND MOTOR PTE. LTD.が開発するAI創作エージェントです。Chrome拡張機能とiOSアプリを備え、Webブラウジング中に見つけた記事・動画・PDFをワンクリックで保存できます。
保存した素材は「Board」と呼ばれるプロジェクト単位のワークスペースに蓄積されます。Board内でAIに質問すると、保存済みの全素材を横断して回答を生成します。リサーチと執筆が同じ画面に収まるため、ツール間の行き来は不要です。
AIモデルはOpenAI・Anthropic・Google・DeepSeek・Metaの各社モデルをタスクごとに切り替えられます。アップロードした素材やクエリはAIモデルの学習に使用されないとプライバシーポリシーに明記されています。
素材のバラつきをBoardで解決する
コンテンツ制作の前段階で、素材管理が最大のボトルネックになりがちです。Readwiseでハイライトを保存し、Notionにメモを取り、ChatGPTでリサーチし、Google Docsで下書きする。4つのツールを渡り歩く間に文脈が途切れます。
YouMindのBoardは、この分散を1か所に統合します。新しいBoardを作成すると、AIがトピックに関連するコンテンツを自動で検索・提案します。Chrome拡張機能で保存したWeb記事やYouTube動画には、AIが即座にサマリーとマインドマップを付与します。
読みながらハイライトした箇所や自分のメモもBoardに蓄積されます。AIの出力は汎用的な回答ではなく、自分の関心に基づいたものになる設計です。
主な機能
AI Writer
Board内の素材をもとに記事の下書きを生成します。出力はすべて編集可能なドキュメントとして開くため、そのまま推敲に移れます。汎用チャットAIと異なり、自分が集めた素材が根拠になるため、情報の出どころが明確です。
Skillsライブラリ
特定の創作タスクに特化したAIエージェント集です。SNS投稿の作成、YouTubeの台本ワークフロー、言語学習、ビジネスプランニングなど、目的に合わせたSkillをBoardに適用すると、対応する形式で出力を得られます。
Slides・Smart Video
Boardの素材からスライドデッキを生成する機能です。作成したスライドは「Smart Video」でAIナレーションと字幕付きの動画に変換できます。プレゼン動画を手軽に仕上げたい場面に向いています。バージョン0.8で追加された機能です。
20,000件超のAI画像プロンプトライブラリ
YouMindが無料公開しているプロンプトコレクションは、GPT Image 2・Nano Banana Pro・Seedance 2.0・Midjourney・DALL-E・Stable Diffusionなど主要な画像・動画生成モデルに対応しています。各プロンプトにはサンプル画像が付いており、生成結果を事前に確認してからコピーできます。
GitHub上のオープンソースリポジトリとして管理されており、GPT Image 2向けのリポジトリ(awesome-gpt-image-2)は4,200スターを超えています。コミュニティで実際に成果が出たプロンプトが1日2回自動で追加される仕組みです。OpenClawやClaude Codeのスキルとしてインストールし、AIエージェントから直接検索する使い方にも対応しています。
料金プラン
Freeは月額無料で、クレジット2,000回分と素材保存100件までが含まれます。AIモデルは一部制限がありますが、Boardの作成からAI執筆までの一連の流れを試すには十分です。
Proは月額20ドルで、クレジット20,000回分、AIモデル無制限、素材保存・ファイルアップロード無制限です。AI執筆・画像生成・音声生成も使い放題になります。
Maxは月額100ドルで、クレジット200,000回分に加え、高速処理・自動化機能・新機能への先行アクセスが付きます。
Readwise・Notion・Perplexityとの違い
Readwiseは「読んだものを記憶する」ツールです。ハイライトの保存とスペースド・リペティションが主軸で、執筆は別のツールに委ねる設計になっています。YouMindは素材保存から執筆完了までを同一画面で処理します。
Perplexityは汎用のAI検索エンジンです。検索結果はその場限りで、プロジェクトへの蓄積は残りません。YouMindはBoard単位でリサーチ結果を蓄積するため、複数セッションにまたがる調査に強みがあります。
Notionとはリサーチ+執筆の領域で重なる部分があります。ただしNotionはプロジェクト管理やWikiなど機能が幅広い一方、YouMindは「集めて書く」に機能を絞り込んでいます。Notionの執筆ワークフローだけを置き換え、タスク管理にはNotionを併用するという使い分けが現実的です。
どんな人に向いているか
コンテンツ制作で最も時間を食うのは、書く作業そのものではなく書く前の準備です。YouMindはこの準備工程をBoardという単位で整理し、AIに引き渡す設計を取っています。週に1本以上の記事やスクリプトを書くクリエイター、複数ソースを横断して調査するコンサルタントやリサーチャーが主なターゲットです。無料プランで1プロジェクト試すだけで、自分のワークフローとの相性は判断できます。