Microsoft Teams のチャット欄から、コーディング作業をAIに丸投げできるようになった。
2026年5月11日、Cursorは公式のMicrosoft Teams連携をリリースした。Teamsのチャンネルで @Cursor とメンションするだけで、クラウドエージェントがコードを書き、プルリクエストを作成するまでを自動で行う。
この記事でわかること:
- Cursor の Teams 連携で何ができるか
@CursorをメンションしてからPRが作られるまでの流れ- Slack 連携との違いと使い分け
- 導入方法(Cursor ダッシュボードから5分以内)
Teams のチャンネルからコーディングを依頼できるようになった
https://cursor.com/changelog/microsoft-teams
Cursorは2026年5月11日付けのChangelog上で「Cursor is now available in Microsoft Teams」と告知した。
これまでCursorのクラウドエージェントは、エディタ上から起動するか、Slack 経由で依頼するかの2択だった。Teams を使う組織では、開発の議論が行われているチャンネルとは別の場所でエージェントに指示を出す必要があり、コンテキストを手でコピーする手間が生じていた。
Teams 連携はその問題を解消する。議論が起きているチャンネルそのものから、スレッドの文脈ごとエージェントに渡せる。
@Cursor をメンションしてからPRが作られるまで
使い方はシンプルだ。Teamsのチャンネルで @Cursor に続けてタスクを書くと、Cursorのクラウドエージェントが起動する。
エージェントは次のことを自動で行う。
- リポジトリとモデルの選定 — 過去のエージェントアクティビティと書いた内容から、対象リポジトリとAIモデルを自動で選ぶ
- スレッドの読み込み — メンションしたスレッド全体を読んでから実装に入る。「さっき話していたバグ」のような指示でも文脈を正確に理解する
- コード実装 — 解決策を実装する
- PRの作成 — 変更内容をプッシュし、チームがレビューできるPRを作成する
クラウドエージェントとは何か
クラウドエージェント(Cloud Agent)は、Cursorがローカルマシンの外部で動かす独立したAIエージェントだ。専用の仮想環境上でコードを書き、テストを走らせ、自己修正してからPRを出す。長時間の処理が得意で、Cursorのブログによれば36時間動き続けてチャットプラットフォームを一から構築した例もある(参考)。
ユーザーはエージェントを起動した後、ブラウザを閉じて別の作業に移ることができる。
Slack 連携との違い
CursorはSlack連携をすでに提供しており、基本的な仕組みはTeams連携と同じだ。@Cursor にメンションし、エージェントがスレッドを読み込んでPRを作る。
違いは対象ユーザーだ。Slackをメインに使う開発チームにはSlack連携が有効で、Microsoft 365 の環境下で Teams を中心に動いているチームには今回の Teams 連携が直接使える。どちらを選ぶかは組織のコミュニケーションツールによる。
導入方法
Cursorのダッシュボードから連携を設定する。
- cursor.com/dashboard/integrations を開く
- Integrations タブで Microsoft Teams を選択し、インストールを実行する
- Teams のチャンネルで
@Cursorをメンションし、タスクを書いてみる
Teams 連携はクラウドエージェントの機能を使うため、Ultra・Teams・Enterprise プランが対象になる(Pro プランの詳細は公式ドキュメントで確認できる)。
まとめ
CursorのMicrosoft Teams連携は、開発の議論が起きているチャンネルをそのまま指示の起点にできる点が大きい。「このスレッドの問題を直して」とメンションするだけで、エージェントはその文脈を読んで実装とPR作成まで完結させる。エディタとチャットツールを行き来するコストが減り、コードレビューに集中できる環境が整う。