月額料金を下げながらストレージを倍増する——GoogleのAIサブスクで、珍しい組み合わせの改定が入りました。

この記事では、2026年6月8日に発表されたGoogle AI Plusの価格改定とストレージ増量の内容、既存契約者への適用タイミング、プランに含まれる機能を整理します。

この記事でわかること

  • Google AI Plusの新料金とストレージ容量
  • 既存契約者への適用スケジュール
  • 料金改定後も変わらないAI機能
  • 上位プランとの位置づけ

月額725円・400GBへ——何が変わったか

Googleは2026年6月8日、Google AI Plusの料金とストレージを改定しました。米国では月額7.99ドルから4.99ドルへ、日本では月額1,200円から725円へ下がります。クラウドストレージは200GBから400GBへ倍増します。

Gemini AIサブスクリプションのプロダクトリードであるVikas Kansal氏がXで発表し、9to5Googleなど複数のメディアが報じました。料金を下げつつ容量を増やす改定は、サブスク市場では値上げが続く中で目立つ動きです。

なぜ今、価格を下げたのか

Googleは2026年1月にGoogle AI Plusを日本で提供開始し、当初は月額1,200円・200GBでした。4月には上位のGoogle AI Proに5TBストレージを追加し、価格据え置きでした。5月のGoogle I/O 2026ではAI Ultraの新ティアを発表し、AIサブスクの階層を再編しています。

今回の改定は、エントリー層のハードルを下げる狙いと読めます。Geminiの無料枠を超えたいが、Proの月額2,900円は高い——そんな層に、AI機能とストレージをセットで届ける動きです。

変更点の詳細

料金

項目 改定前 改定後
日本の月額 1,200円 725円
米国の月額 7.99ドル 4.99ドル
ストレージ 200GB 400GB

ストレージはGmail、Googleドライブ、Googleフォトで共通利用できます。Family Sharingで最大5人とプランを共有できる点も変わりません。

なお、月額9.99ドルの2TBプランも「Google AI Plus」の名称で提供されるようになりました。エントリー向けの400GBプランと、容量重視の2TBプランが同じブランド名で並ぶ形です。

適用タイミング

既存契約者への適用は2段階です。400GBへのストレージ増量は数日かけて自動反映されます。料金の値下げは、次回の更新日から適用されます。新規契約者は改定後の価格・容量で申し込めます。

AI機能は据え置き——Plusで使えること

今回の改定で変わるのは料金とストレージです。Geminiや関連ツールの特典は維持されます。公式ページによると、主な内容は次のとおりです。

  • Geminiアプリの使用量上限が無料版の2倍
  • Gemini 3.1 ProとDeep Researchへのアクセス拡大
  • Omni in Gemini(会話形式の動画生成)
  • Daily Brief(毎日の情報要約)
  • AI Inbox in Gmail(順次提供)
  • NotebookLMの機能・モデルへのアクセス拡大
  • Google Flowの月200クレジット

128,000トークンのコンテキストウィンドウや、Gmailでの校正支援なども引き続き利用できます。AI機能の中身は据え置きで、実質的なコストパフォーマンスが上がった形です。

上位プランとの違い

Google AI Plusは3段階のAIプランの入門枠です。上位との主な差は使用量上限とストレージです。

プラン 日本の月額(目安) ストレージ Gemini使用量
Google AI Plus 725円 400GB 無料版の2倍
Google AI Pro 2,900円 5TB 無料版の4倍
Google AI Ultra 14,500円〜 20TB〜 Proの最大20倍

Pro以上ではYouTube Premium Liteの付帯や、Google Antigravity・Julesなど開発者向けツールの上限拡大が加わります。日常的にGeminiを使い、写真やドキュメントの保管もそこそこ必要——という用途なら、今回値下げされたPlusが最も手が届きやすい選択肢です。

契約を検討するなら

Google AI PlusはGeminiアプリまたはGoogle Oneアプリから申し込めます。すでに契約中なら、ストレージ増量を待ち、次回更新で新料金が反映されるのを確認すれば十分です。

無料版のGeminiで足りないが、Proまでは不要——という層にとって、月額725円で400GBとAI機能一式が手に入るのは、改定前の1,200円・200GBと比べて明確な改善です。