メモアプリは入れているのに、使いこなせていない人は多いはずです。Google Keepはシンプルな見た目の裏に、共有・AI連携・音声入力など実用的な機能が揃っています。
この記事では、Lifehackerが2026年6月9日に紹介したGoogle Keepの隠れ機能と使い方を整理します。すぐ試せる操作手順と、使える環境の違いまで押さえておきましょう。
この記事でわかること
- Geminiでチェックリストを自動生成する方法
- 音声メモの録音と文字起こしの使い方
- バージョン履歴やスマート検索など、見落としがちな機能
Geminiでチェックリストを自動作成する
買い物リストや旅行の持ち物リストを、毎回ゼロから書くのは手間です。Google Keepでは、Geminiに指示してリストを生成できます。
Androidアプリで「+」→「リスト」→「Help me create a list」を選び、プロンプトを入力します。「ニューヨーク旅行でやること」「10歳の子どもの新学期の買い物」など、内容を自然文で伝えれば、Geminiがチェックリスト案を返します。
ただし、この機能には制限があります。対応はAndroidのみ、リスト形式のメモのみ、かつGoogleのAI有料プランが必要です(参考)。
Keepアプリ外からもGeminiと連携できます。Geminiアプリの「Connected Apps」でGoogle Workspaceをオンにすると、Keepのメモ作成・検索・既存リストへの項目追加が可能になります。プロンプトに「@Google Keep」を付けると、Keepを明示的に指定できます(Google公式ヘルプ)。
音声メモで移動中の思いつきを逃さない
手が塞がっているときは、タイピングより音声の方が速い場面があります。Google Keepの音声メモは、モバイルアプリ限定の機能です。
Androidでは「+」→「Audio」、iOSでは画面下部のマイクアイコンから録音を開始します。録音したメモはWeb版にも同期され、ミニプレーヤーで再生できます。さらに、話した内容は自動で文字起こしされ、誤認識があればテキストを直接修正できます(参考)。
Google Workspace公式ブログでも、音声メモはモバイルで録音し、Webアプリからアクセスできると案内されています(参考)。
手書きメモと画像内テキストを検索する
Keepの描画メモでは、指やスタイラスで手書きした文字を検索対象にできます。字が読みやすければ、手書き内容が検索結果にヒットします。
写真や画像に写った文字も扱えます。OCR(光学文字認識)により、ホワイトボードや会議メモの写真から「Grab image text」でテキストを抽出できます。抽出した文字はメモ内で編集・検索が可能です(Google Workspace公式ブログ)。
バージョン履歴で過去のメモを確認する
誤ってチェックを外したり、内容を大幅に書き換えたりしたとき、過去版に戻したくなることがあります。Google KeepはWeb版でバージョン履歴を提供しています。
keep.google.comでメモを開き、下部の「その他」→「Version history」から過去版を選び、ダウンロードします。取得できるのはテキスト変更のみで、画像は履歴に含まれません(Google公式ヘルプ)。
注意点として、過去版をそのまま上書き復元する機能はなく、ダウンロードしたテキストファイルからコピーして貼り戻す必要があります。モバイルアプリからはバージョン履歴にアクセスできません。
ラベルとスマート検索でメモを整理する
メモが増えると、探すコストがじわじわ効いてきます。Keepでは1つのメモに複数のラベルを付けられます。メモ右上の三点メニューからラベルを追加し、左サイドバーのラベル一覧で絞り込みます。「仕事」「買い物」「旅行」のように、用途ごとに重ね付けすると整理しやすくなります。
検索ボックスを開くと「Things」セクションが表示され、メモ内容から自動分類されたカテゴリ(買い物・旅行・映画など)で探せます。自分でラベルを作っていなくても、内容ベースの検索が使えます(参考)。
共有・リマインダー・Docs連携で実務に組み込む
家族の買い物リストを共有するには、Web版の共同編集ボタン(人物アイコン)、モバイル版の「Collaborator」から共同編集者を追加します。Googleドキュメントと同様に、複数人で同じメモを更新できます。
リマインダーはメモ横のベルアイコンから日時を設定します。通知の実体はGoogle Tasksに渡され、KeepとTasksの両方から編集・削除が同期されます。
メモが長文化したら、「Copy to Google Docs」でGoogleドキュメントに複製できます。元のKeepメモは残ったまま、Docs側で本格的な編集に移れます。
車内でもGemini経由でメモを残す
Google KeepはAndroid Autoのダッシュボードに表示されません。代替策として、GeminiとGoogle Workspaceの連携を使います。
Geminiアプリで「Connected Apps」からGoogle Workspace(Keepを含む)をリンクしたうえで、「Hey Google」と話しかけ、「花を買うことを覚えておいて、というメモを作成して」のように指示します。移動中に買い物リストの材料を追加する使い方も可能です(参考)。
使い分けのポイント
Google Keepの強みは、軽さとGoogleサービスとの連携です。短いメモやリストはKeepに留め、長文執筆はDocsへ、期限付きの作業はTasksへ、と役割を分けると運用が安定します。
Gemini連携は2026年時点でも発展途上で、Keepアプリ内のリスト生成はAndroid限定です。一方、Geminiアプリ経由ならメモの検索や既存リストへの追加など、より広い操作が公式にサポートされています。自分の端末とプランに合う経路を選ぶのが近道です。