このツール1つでClaude Codeの設定地獄から抜け出せます。

Claude Codeは設定項目が多く、settings.jsonを手動で書くのは手間がかかります。モデルの選択からパーミッション、フック、MCPサーバーまで、全体像を把握しながら記述するのは難しいです。2026年4月25日、その問題を解決するOSSツール「Claudeculator」が公開されました。

この記事でわかること:

  • Claudeculatorの機能と使い方
  • GUIで設定できる項目の全体像
  • セキュリティ・コスト・効率スコアの見方
  • 無料で使える場所と入手先

Claude Codeのsettings.jsonとは

Claude Codeは動作を細かくカスタマイズできます。設定はJSONファイルsettings.jsonに書き、ユーザーレベル(~/.claude/settings.json)とプロジェクトレベル(.claude/settings.json)の2か所に置けます。

設定できる主な項目は、使用モデルの指定・ファイルやコマンドの許可/拒否ルール・フック(ライフサイクルイベント)・MCPサーバーの追加・思考トークン予算・プロンプトキャッシュの有効化など、10種類以上に及びます。

項目が多い分、「どれをどう設定すればいいか」の判断が難しく、公式ドキュメントを読み込まないと全体像が見えません。

Claudeculatorが解決すること

Claudeculatorは、複雑な設定を「UIで選ぶだけ」に変えます。

スライダーやトグルで設定を変えると、右サイドバーにセキュリティスコア・月間トークン推定コスト・効率スコアがリアルタイムで更新されます。「Generate configuration」ボタンを押せば、コピーまたはダウンロードできるsettings.jsonが生成されます。

設定ファイルはブラウザ内で完結して生成されるため、入力した情報が外部サーバーに送られることはありません。

主な設定項目

モデル選択

Haiku 4.5、Sonnet 4.6、Opus 4.7、Opus 4.7(100万トークンコンテキスト)の4種類から選択できます。選んだモデルの料金(入力/出力それぞれの1Mトークン単価)がすぐ表示されます。

使用強度プロファイル

Light(軽度利用)・Standard(日常的な開発)・Heavy(高負荷)の3段階から選択します。この設定が月間トークン使用量の推定値に影響します。

パーミッション設定

Claude Codeがどのツールを使えるかを3種類のルールで制御できます。

  • allow:確認なしで実行を許可(例:ReadGrepGlob
  • deny:実行を拒否(例:Read(./.env)Read(./secrets/**)
  • ask:実行前に確認を求める(例:WriteEditBash

defaultModeではplandefaultacceptEditsbypassPermissionsの4段階から動作モードを選べます。

フック

Claude Codeのライフサイクルに合わせてカスタムコマンドを実行するフックを有効化できます。PreToolUse(ツール呼び出し前の検証)・PostToolUse(ツール実行後の後処理)・UserPromptSubmit(プロンプト送信時)・Stop(応答終了時)の4種類を切り替え式で設定できます。

MCPサーバー

filesystem・github・linear・gmail・calendar・neon・vercelなど、代表的なMCPサーバーをクリック1つで設定に追加できます。接続するサーバーが増えるほどトークンコストと効率スコアに影響が出るため、必要なものだけを選ぶ判断がしやすくなっています。

思考設定とプロンプトキャッシュ

effortLevelをlow・medium・high・xhighの4段階で設定できます。alwaysThinkingEnabledを有効にすると全セッションで拡張思考が使われます。

プロンプトキャッシュを有効にすると、安定したコンテキストがキャッシュされ、入力トークンを最大90%削減できます。Claudeculatorの試算では60%のキャッシュヒット率を前提に月間コストを計算しています。

スコアの見方

右サイドバーには3種類のスコアが表示されます。

セキュリティスコア(0〜100):deny設定・制限的なdefaultMode・フックによる検証が高スコアにつながります。bypassPermissionsや広すぎるallowルール、過剰なMCPサーバー数はスコアを下げます。

月間コスト推定:選択したモデル・使用強度・思考設定・フックのオーバーヘッド・MCPサーバーのトークン消費量を合算して計算されます。セッション内でのトークン増加(毎ターン履歴が再送される仕組み)も考慮されています。

効率スコア(0〜100):モデルの速度・品質・コストのバランスと、フック・MCPサーバーのオーバーヘッドを合わせて算出されます。

料金と入手先

Claudeculatorは無料で使えます。ソースコードはMITライセンスで公開されており、自由に改変・再配布できます。

開発者はDaniel Avila(@dani_avila7)です。関連リソース(フックのテンプレートやMCPサーバー一覧)は同氏が運営するaitmpl.comでも公開されています。

まとめ

Claude Codeの設定項目はドキュメントを読みながらJSONを手書きするのが一般的でしたが、Claudeculatorを使えばGUI操作だけで設定ファイルを作れます。セキュリティと月間コストのフィードバックが即時に得られるため、設定の影響を理解しながら調整できます。まずサイトにアクセスしてスライダーを動かすだけで、設定の全体像が把握できます。