Codexをチームに広げたいが、1人あたりの固定費がネックだった方に朗報です。OpenAIが2026年4月2日に発表した「Codex専用シート」は、月額のシート料金が0ドル。使った分だけトークン単位で課金される従量制に変わりました。さらに6月末までの期間限定で、新規メンバー1人あたり100ドル分のクレジットも付与されます。
この記事でわかること
- Codex専用シートの仕組みと従来のChatGPT Businessシートとの違い
- トークンベースの新料金体系の詳細
- 6月末までのプロモーション内容
- チームへの導入手順
Codex専用シートとは
https://openai.com/index/codex-flexible-pricing-for-teams/
OpenAIはChatGPT BusinessとEnterpriseプラン向けに、Codex専用シート(Codex-only seat)を新設しました。従来のChatGPT Businessシートは月額25ドル(年間契約)の固定費が必要でしたが、Codex専用シートは固定のシート料金が0ドルです。代わりに、ワークスペースクレジットを消費する従量課金で利用します。
この変更により、少人数でパイロット導入して効果を確認し、成果が出たワークフローから段階的に拡大する進め方が取りやすくなりました。
トークンベースの新料金体系
従来は1メッセージあたりの平均クレジット数で課金していましたが、APIのトークン消費量に連動する料金体系に移行しています。入力トークン・キャッシュ入力トークン・出力トークンの3種類で計算されます。
主要モデルの100万トークンあたりのクレジット消費量は以下の通りです。
- GPT-5.5:入力125 / キャッシュ入力12.5 / 出力750
- GPT-5.4:入力62.5 / キャッシュ入力6.25 / 出力375
- GPT-5.4-Mini:入力18.75 / キャッシュ入力1.875 / 出力113
OpenAIによると、平均的な開発者の月額コストは約100〜200ドルです。ただし使用モデル、同時実行数、ファストモードの利用状況によって大きく変動します。
Codex専用シートにはレート制限がありません。標準のChatGPT Businessシートに含まれるCodex利用枠にはレート制限があるため、ヘビーユーザーにとってはCodex専用シートの方が制約なく使えます。
ChatGPT Businessの値下げ
同時に、ChatGPT Businessの年間シート価格も25ドルから20ドルに引き下げられました。ChatGPTのチャット機能、画像生成、Workspace Agentsなど全機能に加えて、Codexの利用枠も含まれます。
Codexだけ使えれば十分なメンバーにはCodex専用シート、ChatGPTの全機能も必要なメンバーには標準シートという使い分けが明確になりました。
6月末までのプロモーション
期間限定の特典も用意されています。対象のChatGPT Businessワークスペースでは、Codex専用シートで新たに参加したメンバー1人あたり100ドルのクレジットが付与されます。上限は1チームあたり500ドル(5人分)です。
適用するには、既存のワークスペースにCodex専用シートを追加するか、新規にChatGPT Businessワークスペースを作成します。4月29日時点では、6月末までにCodex専用シートを追加した場合、シート料金0ドルの適用が継続されるプロモーションも並行して実施されています。
導入の流れ
Codex専用シートの追加は管理者がワークスペース設定から行います。メンバー管理画面でCodex専用のシートタイプを選択し、対象メンバーを招待するだけです。
招待されたメンバーは、macOSまたはWindows版のCodexデスクトップアプリをインストールして利用を開始します。Pluginsで外部ツールとの連携、Automationsでワークフローの自動化を設定すれば、チームの開発プロセスにCodexを組み込めます。
ワークスペース全体のトークン使用量は、Codex設定のUsageパネルから確認できます。どのメンバーがどれだけクレジットを消費しているかを把握できるため、コスト管理もしやすい設計です。
Codex利用の現状
OpenAIによると、ChatGPTの有料ビジネスユーザーは900万人を超えています。毎週200万人以上の開発者がCodexを利用しており、Business・Enterpriseプラン内のCodexユーザー数は2026年1月から6倍に成長しました。Notion、Ramp、Braintrust、Wasmerなどがすでにチームでの活用を進めています。
固定費ゼロの従量課金という料金モデルは、チームへのAIコーディングツール導入で最大の障壁だった「使うかわからないメンバーにも月額費用がかかる」という問題を正面から解消しています。Codexの導入を検討していたチームにとって、6月末までのプロモーション期間は試す好機です。