Claude Codeに33件の変更を含むv2.1.126がリリースされました。プロジェクト単位でClaude Codeのデータを一括削除するproject purgeコマンドの追加、Edit toolの挙動変更、Windows環境の大幅改善など、日常の開発で効いてくる修正が揃っています。
この記事でわかること
claude project purgeコマンドの使い方とオプション- Edit toolが完全一致の文字列置換に変わった意味
- OAuth認証の改善でWSL2・SSH・コンテナ利用者に起きていた問題の解消
- Windows向けのPowerShell検出・CJK文字化け・クリップボード修正
プロジェクトの状態を一括削除するproject purge
Claude Codeを長く使っていると、トランスクリプト、タスク、ファイル履歴、設定エントリといったプロジェクト固有のデータが蓄積されます。これまでは手動で.claude/配下を探って削除する必要がありました。
v2.1.126で追加されたclaude project purge [path]は、指定したプロジェクトのClaude Code関連データをまとめて削除するコマンドです。実行前に削除対象の一覧を表示し、確認を求めてから処理します。
主なオプションは4つあります。--dry-runは実際には削除せず、何が消えるかだけを確認できます。-yまたは--yesで確認プロンプトをスキップします。-iまたは--interactiveを付けると、削除対象を1つずつ確認しながら進められます。--allはパスの代わりに指定すると、すべてのプロジェクトのデータを一括で削除します。--allの場合、history.jsonlはフィルタリングではなくファイルごと削除される点に注意が必要です。
複数プロジェクトを切り替えながら作業している開発者にとって、不要な履歴の整理が格段に楽になります。
Edit toolが完全一致の文字列置換に変更
Edit toolの内部動作が変わりました。ファイル中の指定した文字列と完全に一致する箇所だけを置換し、それ以外には一切手を加えません。
この変更の背景には、従来のEdit toolで意図しない箇所まで変更されてしまうケースがあったことがあります。完全一致方式に切り替えることで、置換対象がファイル内で一意であることが保証され、編集の予測可能性が上がります。もし一致箇所が複数ある場合はエラーになるため、より多くの前後コンテキストを含めて一意にするか、replace_allオプションで全箇所を置換する必要があります。
開発者がEdit toolを使う際の安全性が高まった変更です。
OAuth認証がリモート環境で正常に動作するように
WSL2、SSHセッション、コンテナ内でClaude Codeを使っている場合、OAuth認証のブラウザコールバックがlocalhostに到達できず、ログインに失敗する問題がありました。
v2.1.126では、ブラウザコールバックが使えない場合にOAuthコードをターミナルに直接貼り付けてログインできるようになりました。さらに、低速なプロキシ接続やIPv6限定のdevcontainerでタイムアウトしていた問題、同時に認証情報を書き込んだ際にリフレッシュトークンが消える競合状態も修正されています。
リモート開発環境でClaude Codeを使う際のログイン障壁が大幅に下がりました。
Windows環境の改善が3件
Windows向けの修正が目立つリリースです。
1つ目は、PowerShell 7の検出精度の向上です。Microsoft Store経由のインストール、PATHなしのMSI、.NETグローバルツールとしてのインストールなど、複数の導入パターンを正しく認識するようになりました。PowerShell toolが有効な場合、Claude CodeはBashではなくPowerShellをプライマリシェルとして扱います。
2つ目は、日本語・韓国語・中国語のテキストがno-flickerモードで文字化けする問題の修正です。日本語環境のWindowsユーザーにとって影響の大きい修正です。
3つ目は、クリップボードのセキュリティ改善です。コピーした内容がプロセスのコマンドライン引数として露出し、EDR/SIEMテレメトリに記録されていた問題が修正されました。あわせて、22KBを超えるテキストがクリップボードに渡らない問題も解消されています。
ゲートウェイからモデル一覧を自動取得
ANTHROPIC_BASE_URLでAnthropic互換ゲートウェイを指定している場合、/modelピッカーがゲートウェイの/v1/modelsエンドポイントからモデル一覧を自動で取得するようになりました。
企業がプロキシ経由でClaude Codeを利用しているケースでは、利用可能なモデルがゲートウェイ側で制御されています。これまでは手動でモデル名を指定する必要がありましたが、今後はピッカーに自動で表示されます。
–dangerously-skip-permissionsの対象拡大
--dangerously-skip-permissionsフラグの対象が拡大されました。.claude/、.git/、.vscode/、シェル設定ファイルなど、以前は保護されていたパスへの書き込みプロンプトもスキップされます。ただし、壊滅的な削除コマンド(rm -rf /など)は安全策として引き続きプロンプトが表示されます。
CI/CDパイプラインやバッチ処理で完全自動実行する場合に、不要な中断が減ります。
そのほかの注目修正
安定性に関わる修正も多く含まれています。Macをスリープから復帰した際の「Stream idle timeout」エラーが修正されました。バックグラウンドやリモートセッションで、モデルの長い思考中にセッションが誤って中断される問題も解消されています。
2000pxを超える画像をペーストするとセッションが壊れる問題は、ペースト時の自動ダウンスケールで対処されました。履歴内のオーバーサイズ画像も自動的に削除され、リクエストが再試行されます。
セキュリティ面では、allowManagedDomainsOnlyとallowManagedReadPathsOnlyが、上位の管理設定ソースにsandboxブロックがない場合に無視されていた問題が修正されています。エンタープライズ環境でのセキュリティポリシーが意図どおりに機能するようになりました。
アップデート方法
npm update -g @anthropic-ai/claude-codeでv2.1.126に更新できます。変更の全一覧はGitHubのリリースページで確認できます。
Windows環境やリモート開発環境でClaude Codeを使っているユーザーにとって、体験が大きく改善されるリリースです。