プロンプトを毎回ゼロから書いていませんか。SKILL.mdを1から手書きする作業は意外と時間がかかります。NotebookLMを使えば、手元の業務資料からClaude Skillsを数分で量産できます。
この記事でわかること:
- Claude Skillsとは何か、SKILL.mdの基本構造
- NotebookLMを「スキル生成器」として使う理由
- ノートブックへの素材登録からSKILL.md配置までの手順
- 品質を上げるためのコツ
Claude Skillsとは
Claude Skillsは、ClaudeやClaude Codeの動作を特定の専門分野に特化させる設定ファイルです。スキルの中心はSKILL.mdというテキストファイルで、YAMLフロントマター(---で囲まれた部分)にスキルの名前と説明を書き、その下のマークダウン部分に具体的な指示を記述します。
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name: legal-review
description: 契約書のリスクチェックを依頼するときに使う
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以下の観点で契約書を確認してください...
完成したスキルは~/.claude/skills/(個人用)か.claude/skills/(プロジェクト内共有)に配置します。descriptionに書いた条件に合うタスクが来たとき、Claudeが自動でスキルを呼び出してくれます。
手書きで作る難しさ
SKILL.mdを一から作るには、自分の専門知識をClaude向けの指示形式に変換する作業が必要です。業務手順書があっても、そのままコピーしただけでは動きません。Claudeが使いやすい構造に整理し直す手間がかかります。複数のスキルを並行して作ると、この手間はさらに積み重なります。
NotebookLMを使うと、この変換作業を大幅に省略できます。
NotebookLMを「スキル生成器」にする発想
NotebookLMはGoogleが提供するAI研究ツールです。ドキュメントやPDF、Webページを「ソース」として登録すると、内部のGemini AIが内容を理解し、要約作成や質問回答ができます。
このチャット機能を「SKILL.md生成器」として活用するのが今回紹介するアプローチです。専門知識が詰まった素材(手順書・仕様書・過去事例など)をNotebookLMに読み込ませ、「Claude Skill用のSKILL.mdを作ってください」と指示します。NotebookLMがソースを解析し、Claude向けの指示形式に整えて出力してくれます。
具体的な手順
Step 1: 素材をNotebookLMに集める
Google NotebookLMで新しいノートブックを作成し、スキルの元になる素材を追加します。業務マニュアル、よく使うプロンプトの例、参考にしたい文書など、Claudeに覚えさせたい知識が含まれていれば何でも使えます。PDF、Webページ、Google Docs、テキスト直接入力に対応しています。
Step 2: SKILL.mdの生成を指示する
NotebookLMのチャット欄でスキル生成を依頼します。ただし、NotebookLMのチャット入力は約4000文字が上限です。「スキルを作って」だけでは不十分で、SKILL.mdの書式を簡潔に伝える必要があります(参考)。
以下のような指示が有効です。
このノートブックの内容をもとに、Claude Code用のSKILL.mdを生成してください。
形式は以下の通りです:
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name: [スキル名]
description: このスキルの役割と、どんなときに呼び出すかを具体的に書く
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[Claudeへの指示を記述]
NotebookLMはソースを読んだうえで、指示に沿ったSKILL.mdを出力します。
Step 3: 出力を配置する
生成されたSKILL.mdを確認し、~/.claude/skills/スキル名/SKILL.mdとして保存します。Claude(またはClaude Code)を使うと、descriptionに書いた条件に合致したタスクで自動的にスキルが呼び出されます。
精度を上げるコツ
素材の質が直接出力に影響します。NotebookLMに渡す資料が薄いと、生成されるスキルも抽象的になります。実際の業務手順書や、自分でまとめたベストプラクティス集など、具体的な情報が詰まった素材を使うほど精度が上がります。
生成されたdescriptionが「〇〇をするスキル」という一文だけになる場合は、追記が必要です。「〇〇と依頼されたとき」「〇〇という状況で使う」という条件を含めると、Claudeが呼び出しのタイミングを正確に判断できるようになります。
1つのノートブックから複数のスキルをまとめて生成することも可能です。業務を細かく分割して、用途ごとに小さいスキルを複数作る方が運用しやすくなります。
まとめ
NotebookLMとClaude Skillsの組み合わせで、専門知識を再利用可能な設定ファイルに変換するコストを大きく下げられます。手元にある業務ドキュメントを素材にして、数分でドメイン特化のスキルを作れるのが最大のメリットです。SKILL.mdを手書きで作り込む手間と比べると、試行錯誤の初動がずっと楽になります。