Geminiのノートブック機能がスマホでも使えるようになった。しかも無料ユーザーにも開放されている。

Googleは2026年4月30日、これまでWeb版の有料プラン限定だったGeminiの「Notebooks」機能をモバイルアプリに展開し、同時に無料ユーザーへも開放したと発表しました。NotebookLMチームがXで公式にアナウンスしています。

この記事でわかること

  • Notebooks機能がモバイルで何を変えるか
  • 無料・有料プランごとのソース上限の違い
  • NotebookLMとの連携の仕組み
  • 利用開始の手順と注意点

Notebooksとは何か

Notebooksは、Geminiアプリ内でチャットやファイルをプロジェクト単位にまとめる機能です。通常のGeminiでは会話が時系列に並ぶだけですが、Notebooksを使うと関連するチャットとドキュメントを1つのフォルダのように整理できます。

2026年4月8日にWeb版でGoogle AI有料プラン向けに提供が始まり、4月17日に無料ユーザーへ開放、そして4月30日にモバイルアプリへ展開されました。

モバイル版で変わること

これまでNotebooksを使うにはgemini.google.comにアクセスする必要がありました。モバイル対応により、Geminiアプリから直接ノートブックを開き、外出先でもプロジェクト単位の会話を続けられます。

具体的にできることは以下のとおりです。

  • NotebookLMで作成した個人用(未共有)ノートブックをGeminiアプリで閲覧・利用
  • モバイルでのチャットをノートブックにソースとして保存
  • ノートブック内のソースを参照した回答の取得
  • ノートブックごとのカスタム指示(トーンや回答形式の設定)

Geminiはノートブック内のすべてのチャットを考慮して回答を生成します。この動作は「ノートブックメモリ」設定で無効にもできます。

プラン別のソース上限

Notebooksは全ユーザーが利用できますが、ノートブックあたりのソース数に差があります。

プラン ソース上限/ノートブック 月額(米国)
無料 50 0ドル
Google AI Plus 100 7.99ドル
Google AI Pro 300 19.99ドル
Google AI Ultra 600 249.99ドル

1ソースあたりの上限は50万ワードまたは200MBです。無料プランではチャットクエリが1日50回、音声生成が1日3回に制限されます。

50ソースは軽い調べものには十分ですが、本格的なリサーチでは壁にぶつかる可能性があります。旅行計画や製品比較といった単発のプロジェクトなら無料枠で問題なく回ります。

NotebookLMとの連携

Notebooksの大きな特徴は、NotebookLMとの双方向同期です。Geminiアプリで作成したノートブックはNotebookLMにも反映され、逆にNotebookLMで追加したソースはGeminiからも参照できます。

この連携により、NotebookLM固有の機能もノートブック経由で利用可能です。

  • 動画オーバービュー: ソースの内容をAIが動画形式で要約
  • インフォグラフィック: 情報を視覚的に整理した画像を自動生成
  • 音声オーバービュー: ポッドキャスト形式の音声要約

Geminiで集めた情報をNotebookLMで深掘りする、という使い分けが自然にできます。

利用を始めるには

Geminiモバイルアプリを最新版にアップデートするだけで利用できます。アプリを開くと、チャット一覧の上部に「Notebooks」セクションが表示されます。

新しいノートブックを作成するか、既存のチャットを3点メニューからノートブックに追加してプロジェクトを整理できます。

現時点では世界のほとんどの地域で利用可能ですが、ヨーロッパの一部の国ではまだ展開されていません。Googleは「近日中」に追加の国へ拡大すると述べていますが、具体的な日程は未定です。

4月8日の初回リリースからの変化

当初のNotebooks機能はWeb版限定かつ有料プラン専用でした。約3週間で段階的に開放が進み、現在の状態になっています。

日付 変更内容
4月8日 Web版でAI有料プラン向けにリリース
4月17日 無料ユーザーへ開放(Web版)
4月30日 モバイルアプリに展開

GoogleはNotebooksを「Googleプロダクト全体で共有されるパーソナルナレッジベース」と位置づけています。今後さらに機能が追加される見込みです。

まとめに代えて

Notebooksは、Geminiを単なるチャットボットからプロジェクト管理ツールへと変える機能です。無料でも50ソースまで使えるため、まずは1つプロジェクトを作って試してみる価値があります。本格的に使い込んでソース数の壁を感じたら、月7.99ドルのAI Plusへのアップグレードを検討するタイミングです。