コーディング中、画面の隅でピクセルアートのキャラクターがエージェントの進捗を表示してくれる。OpenAIが2026年5月1日に発表した「Codex Pets」は、デスクトップ上にアニメーションペットを常駐させる新機能です。

この記事でわかること

  • Codex Petsの仕組みとできること
  • 8種類���ビルトインペットの特徴
  • カスタムペットの作り方
  • 操作方法と設定

デスクトップに住むオーバーレイペット

https://developers.openai.com/codex/app/settings

Codex Petsは、Codexデスクトップアプリに追加されたオーバーレイ機能です。小さなアニメーションキャラクターが他のウィンドウの上に浮かび、コーディング作業中ずっと画面に残り���す。

見た目だけの飾りではありません。ペットは現在のCodexスレッドのステータスをリ��ルタイムで反映します。エージェントが実行中なのか、入力待ちなのか、レビュー中なのかがペットの状態でわかります。進捗のサマリーも表示されるため、別のウィンドウで作業していてもエージェントの状況を把握できます。

タスクが完了すると祝福の反応を見せ、テストが通れば喜ぶ動きを見せます。逆にビルドが失敗したときには、しょんぼりした表情に変わります。こうした細かなリアクションが、長時間のエージェント作業に視覚的なフィードバックを加えます。

8種類のビルトイ���ペット

Codex Petsには、あらかじめ8種類のペットが用意されています。

Codex はオリジナルのCodexコンパニオンです。Dewey は穏やかな作業日に合う整頓好きなアヒル。Fireball は高速イテレーション向けのエネ���ギッシュなキャラクターです。Rocky は大きなdiffに動じない安定した岩。Seedy は新しいアイデアの芽を表す小さな植物。Stacky はディープワーク向けのバランスの取れたスタック��BSOD はブルースクリーンのグレムリン。そして Null Signal は静かに存在感を放つキャラクターです。

いずれもピクセルアート風のデザインで統一されています。コンパクトなちびキャラ体型、太めのダークアウトライン、限定されたカラーパレット、フラットなセルシェーディングが特徴です。

カスタムペットの作り方

https://github.com/openai/skills/blob/main/skills/.curated/hatch-pet/SKILL.md

ビルトインの8種類では物足りない場合、「hatch-pet」スキルを使って独自のペットを作れます。OpenAIが公式スキルリポジトリで公開しているこのスキルは、コンセプトやリファレンス画像からCodex互換のアニメーションペットを生成します。

仕組みはこうです。ユーザーがペットの名前やコンセプトを指定すると、hatch-petスキルが画像生成AIに指示を出し、ベースとなるペット画像を作ります。その後、idle(待機)、running(走行)、waving(手振り)、jumping(ジャン���)、failed(失��)、review(レビュー中)といった9種類のアニメーション状態を1行ずつ生成します。

最終的に8×9のスプライトシートアトラスとして組み上げられ、192×208ピクセルの各セルにアニメーションフレームが収まります。完成品はpet.jsonとspritesheet.webpのペアとしてパッケージ化され、Codexのペットフォルダに保存されます。

リファレンス画像を渡せばそのキャラクターを元にペットを作れますし、テキストだけでも新しいペットを生み出せます。プロジェクトのマスコットや自分だけのキャラクターをCodexに住まわせたいなら、この方法が最適で��。

操���方法

Codex Petsの操作は3通りあります。最も手軽なのは、コンポーザーで /pet と入力する方法です。ペットの表示・非表示を切り替えられます。

キーボードショートカットを使う場合は、Cmd+K(macOS)またはCtrl+K(Windows/Linux)を押してコマンドパレットを開き、「Wake Pet」または「Tuck Away Pet」を実行します。

設定画面からも操作できます。Settings → Appearance → Petsで、ビルトインペットの選択やカスタムペットの読み込みが可能です。

AIエージェントの「顔」になる機能

Codex Petsは一見すると遊びの機能に見えます。しかし、AIエージェントが長時間バックグラウンドで稼働する開発スタイルが増えている今、エージェントの状態を直感的に把握する手段には実用的な価値があります。

OpenAIはCodexに進捗トラッキング、ツール連携の強化、IDE統合、ブラウザ対応といった機能を次々と追加してきました。Codex Petsはその延長線上にあり、エージェントワークフローに「視認性」と「親しみやすさ」を加える取り組みです。カスタムペットの生成がスキルとして公式提供されている点からも、OpenAIがこの機能を単なるおまけではなく、ユーザー体験の一部として位置づけていることがわかります。