Cursor Pro、Gemini Pro、Notion、Supabase——これらの有料プランを個別に契約すると、年間で数十万円の出費になります。ところが、あるニュースレターの有料購読者になるだけで、25本以上のAIツールがまとめて1年間無料になる仕組みが存在します。
この記事でわかること
- Lenny’s Product Passに含まれる全ツールの一覧
- AnnualプランとInsiderプランの違い
- 開発者・PMにとって特に価値の高いツール
- 利用する前に知っておくべき条件
Lenny’s Product Passとは
https://www.lennysproductpass.com/
Lenny’s Product Passは、プロダクトマネジメント領域で世界最大級のニュースレター「Lenny’s Newsletter」の有料購読特典です。購読者数は120万人を超え、Substackのビジネスカテゴリで1位を維持しています。
Product Passの仕組みはシンプルです。年間購読(AnnualまたはInsider)に加入すると、提携する25本以上のAI・プロダクト開発ツールの有料プランを1年間無料で使えるクーポンコードが配布されます。総額は$30,000(約450万円)相当とされています。
プランと料金
料金体系は2種類あります。
Annualプラン($200/年)では、ニュースレター全文の閲覧、3万人超のSlackコミュニティへの参加に加え、16本のAIツールの無料利用権が付きます。
Insiderプラン($400/年)では、Annualの全特典に加えて、Insider限定の9本が追加されます。Cursor ProやGoogle AI Pro(Gemini)など、開発者にとって価値の高いツールはInsider限定に集中しています。
Insider限定ツール一覧
Insiderプランでのみ利用できるツールは以下の通りです。
- Cursor Pro($240相当)— AIコーディングエディタの有料プラン。GPT-4oやClaude Sonnetを使った補完・チャット・エージェント機能が無制限
- Google AI Pro($240相当)— Geminiの上位アクセス、NotebookLM、5TBのクラウドストレージ
- ElevenLabs Creator Plan($264相当)— AI音声生成・音声クローン・動画ローカライズ
- Gamma Pro($216相当)— AIプレゼンテーション・ドキュメント・Webサイト生成
- Lovable Pro($252相当)— 自然言語からアプリを生成するAIビルダー
- n8n Cloud Starter($240相当)— ノーコードAIワークフロー自動化エンジン
- Canva Business($200相当)— デザイン・コンテンツ作成プラットフォーム
- Supabase Pro($300相当)— オープンソースBaaSのマネージドプラン
- Stripe Atlas 40%OFF($200相当)— 法人設立サービスの割引
Annual + Insider共通ツール一覧
Annualプラン以上で利用できるツールです。
- Notion Business($240相当)— AIワークスペース
- Manus($240相当)— 汎用AIエージェント(月4,000クレジット)
- Factory Pro($240相当)— ソフトウェア開発エージェント
- Replit Core($240相当)— AIアプリ開発プラットフォーム
- Warp Build($240相当)— AIターミナル
- Linear Business 5席($1,080相当)— プロジェクト管理
- PostHog Scale($16,500相当)— プロダクト分析基盤
- Granola Business 10席($1,680相当)— AI議事録ノートパッド
- Framer Pro($360相当)— Webサイトビルダー
- Fin AI Agent + Intercom 5席($7,140相当)— AIカスタマーサポート
- Mobbin Team 10席($1,440相当)— UI/UXデザインリファレンス
- Gumloop Pro($444相当)— ノーコードAIエージェントビルダー
- Railway Hobby($240相当)— クラウドデプロイプラットフォーム
- Magic Patterns Starter($240相当)— AIプロトタイピング
- ChatPRD Pro($180相当)— AI製品ドキュメント作成
- Wispr Flow Pro($180相当)— AI音声入力
開発者にとっての価値
Product Passの真価は、個別契約の面倒を一本化できる点にあります。Cursor Pro($20/月)、Google AI Pro($20/月)、n8n($20/月)、Supabase Pro($25/月)の4本だけでも月額$85、年間$1,020です。Insiderプランの$400で、これらすべてに加えて20本以上のツールが付いてきます。
特にAI開発のワークフローを組む場合、Cursor(コーディング)→ Supabase(バックエンド)→ n8n(自動化)→ Railway(デプロイ)→ PostHog(分析)と、プロダクト開発の全工程をカバーできます。
利用条件と注意点
利用にあたっていくつかの条件があります。
各ツールの新規ユーザーである必要があります。すでに自分で有料契約しているツールや、過去にProduct Passで利用済みのツールは対象外です。
クーポンコードには在庫制限があります。人気ツールは早期に枯渇する可能性があるため、加入後すぐに必要なツールからクレームすることを推奨します。コードの有効期限は2026年12月31日です。
Product Passの特典は購読期間中のみ有効です。翌年に更新しなかった場合、各ツールの無料期間が終了した時点で通常料金に切り替わります。
ニュースレターの言語は英語です。ツール自体は日本語対応のものが多いですが、クレーム手続きやサポートは英語で行う必要があります。
類似サービスとの違い
同様のバンドルサービスとして、GitHub Student Developer PackやJetBrains All Products Packがあります。前者は学生限定、後者はJetBrains製品に特化しています。Product Passは「AI・プロダクト開発ツールの横断バンドル」という独自のポジションです。
対象ツールのラインナップは年間を通じて追加・更新されます。2026年5月時点では、Cursor、Google AI Pro、Notion、Supabase、Gumloop、Finが新規追加されたばかりです。