商品URLを貼るだけで、UGC動画広告やスタジオ品質の商品写真が届く。そんな自動化がAIコーディングエージェントのチャット画面の中で完結するようになりました。
Higgsfield AIは2026年5月4日、AIエージェント向けのCLIツール「Higgsfield CLI」と4つの「Marketing Skills」を公開しました。npx skills add higgsfield-ai/skills の1コマンドで、Claude CodeやCodexに画像・動画生成のスキルを追加できます。
この記事でわかること:
- Higgsfield CLIとMarketing Skillsの概要と、どんな課題を解決するか
- 4つのスキルそれぞれの機能と使い方
- インストールから認証までの3ステップ手順
- 料金体系と、既存のHiggsfield MCP接続との違い
AIコーディングツールで「クリエイティブ制作」が止まる問題
Claude CodeやCodexでコードを書いたり調査タスクをこなすことには慣れてきた。しかし「商品ページのバナーを作る」「UGC風のプロモーション動画を生成する」という工程に差し掛かると、別のツールに切り替える必要があった。
Higgsfield CLIは、この切り替えコストをゼロにするために設計されています。対応エージェントにスキルを追加すれば、会話の中で「この商品でUGC動画を作って」と指示するだけで、生成・ポーリング・結果の表示まで完結します。
Claude Code、Cursor、Codex、OpenClawをはじめ12以上のエージェントに対応しており、スキルはMarkdownベースで動作します。
https://github.com/higgsfield-ai/skills
4つのMarketing Skills
インストールすると、以下の4つのスキルが追加されます。
/higgsfield:generate(画像・動画生成)
30種類以上のモデルにアクセスできる汎用生成スキルです。画像はNano Banana 2やFlux 2、動画はSeedance 2.0やKling 3.0、Veo 3.1を使い分けます。GPT Image 2も利用可能です。
Marketing Studioモードを指定すると、商品広告に特化した動画生成に切り替わります。用意されているモードには「UGC」(クリエイターが手持ちカメラで紹介するスタイル)、「TV Spot」(シネマティックなCM風)、「Unboxing」(開封動画)、「Wild Card」(AIが演出を全部決める)などがあります。
/higgsfield:soul-id(カスタム顔IDの学習)
5〜20枚の写真からSoul Characterを学習させ、再利用可能な顔IDを作るスキルです。学習が完了するとreference_idが返され、その後の生成でそのキャラクターを一貫して使えます。広告動画やルックブックで顔の統一感を保ちたいときに使います。
/higgsfield:product-photoshoot(商品写真生成)
商品名や説明を渡すと、10種類のモードからブランドビジュアルを生成するスキルです。主なモードは次の通りです。
product_shot:ニュートラルなスタジオ背景の定番カットlifestyle_scene:実際の環境に商品を置いたライフスタイル写真hero_banner:Webサイトやメールキャンペーン向けのワイドフォーマットバナーsocial_carousel:Instagram・LinkedIn・Facebook向けの連続スライド(3〜10枚)ad_creative_pack:Meta・TikTok・Pinterest・Google広告向けのバリエーション一式virtual_model_tryout:AIモデルが商品を着用・使用した画像
バックエンドがモード別にプロンプト補完を行うため、短い指示でも品質の高い結果が出ます。生成モデルにはGPT Image 2が使われます。
/higgsfield:marketplace-cards(マーケットプレイス商品カード)
Amazonなどのマーケットプレイス向けに、メイン画像・サブ画像・A+スタイルのモジュールを生成するスキルです。マーケットプレイス固有のプロンプトテンプレートをバックエンドが適用するため、規約に沿った画像を作りやすい構造になっています。
インストール手順
Higgsfield CLIのセットアップは3ステップです。
ステップ1:CLIのインストール
npm install -g @higgsfield/cli
ステップ2:認証
higgsfield auth login
コマンドを実行するとブラウザが開きます。Higgsfield AIのアカウントでログインすると認証が完了します。
ステップ3:スキルの追加
npx skills add higgsfield-ai/skills
このコマンドだけでCLIのインストールと認証も内包されており、エージェントへのスキル追加まで完結します。エージェントごとの追加方法は以下の通りです。
| 方法 | コマンド |
|---|---|
| npx skills(汎用) | npx skills add higgsfield-ai/skills |
| GitHub CLI(v2.90+) | gh skill install higgsfield-ai/skills |
| Claude Codeマーケットプレイス | /plugin marketplace add higgsfield-ai/skills |
料金
Higgsfield CLIを使った生成には、Higgsfield AIのクレジットが消費されます。CLIを通じた利用でも、プラットフォームで直接生成した場合と同じクレジット体系が適用されます。
無料プランでは1日あたり10クレジットが付与されます。継続利用する場合は月額プランが必要で、Starter($15/月・200クレジット)、Plus($34〜39/月・1,000クレジット)、Ultra($84〜99/月・3,000クレジット)の3段階が用意されています。最新の料金はhiggsfield.ai/pricingで確認してください。
Higgsfield MCPとの違い
Higgsfield AIは2026年4月28日に「Higgsfield MCP」も公開しており、MCPとCLIは接続方式が異なるため混同に注意が必要です。
Higgsfield MCPはModel Context Protocolを使い、エージェントのMCP設定ファイルにサーバーURLを記載して接続します。対応エージェントはClaudeやOpenClaw、Hermes AgentなどMCP対応クライアントに限られます。
一方、Higgsfield CLIはMarkdownベースのスキルフレームワークで動作し、npx skills addまたはgh skill installでインストールします。CursorやCodexなど、MCPに対応していないエージェントでも使える点が大きな違いです。また、Marketing StudioやMarketplace Cards、Soul IDといったマーケティング特化のスキルが追加されている点でも機能面で差があります。
エージェントの種類とクリエイティブ制作をどこまで自動化したいかによって、MCPかCLIを選び分けてください。