ポッドキャストや講演動画をショートクリップに切り出す作業に、毎回4〜8時間かけていませんか。WayinVideoのAI Clippingは、その作業をチャットのメッセージ1本で完結させます。
この記事でわかること:
- WayinVideoのAI Clippingが長尺動画からバズ動画を抽出する仕組み
- OpenClawと連携してチャットだけで完結するセットアップ方法
- 4つのAPIの使い分けとクレジット消費の目安
- KlapやOpus Clipとの違い
WayinVideoとは
WayinVideoは、YouTubeやZoomなどの動画をAIで自動クリッピング・要約・文字起こし・翻訳できるAI動画プラットフォームです。2025年末に一般公開され、2026年にAPI機能が追加されました。
OpenClawやClaude Code、Hermes AgentなどのAIエージェントツールと連携させられる点が最大の特徴です。APIキーを渡しておくだけで、チャット画面から動画URLを送るだけで短尺クリップが返ってくる環境を作れます。
OpenClaw連携で何が変わるか
従来の短尺動画生成ツールはブラウザUIで動画をアップロードし、クリップを選択してエクスポートするという手順が必要でした。WayinVideoをOpenClawに接続すると、この手順がチャットのメッセージ1つで完結します。
2026年5月11日時点でClawHubに公開されているAI Clippingスキルを使えば、OpenClawがAPIの呼び出しからポーリング・結果取得までを自動で処理します。コードを書く必要はありません。
4つの主要機能
AI Clippingは動画全体を解析して「バズりやすさ」でスコアリングし、上位クリップを自動で切り出す機能です。9:16縦型へのAIリフレーミング、アニメーションキャプションの自動付与、TikTok・Reels・YouTube Shortsに最適化されたエクスポートまでワンパスで処理されます。消費クレジットは1分あたり2クレジットです。
Video Summaryは長尺動画をタイムスタンプ付きのテキストサマリーに変換します。2時間の動画を視聴せずに内容を把握したい場面に使えます。1分あたり1クレジットです。
Video Transcriptionは音声をテキストに変換し、タイムスタンプと話者ラベルを付けて返します。インタビュー記事の素材作成や字幕ファイル生成に向いています。1分あたり0.5クレジットです。
Find Momentsは「価格の話をしている場面を探して」のような自然言語クエリで動画内を意味検索し、該当タイムスタンプとクリップを返します。初回は1分あたり2クレジット、2回目以降は1クレジットです。
セットアップ手順
① WayinVideo APIキーの取得
アカウントを作成し、ダッシュボードの「API Keys」セクションから新規キーを発行します。APIクレジットは$10で300ユニットから購入できます。
② OpenClawへのAPIキー登録
OpenClawのチャット画面で以下のように送信すると、環境変数として保存されます。
WayinVideoのAPIキーをWAYIN_API_KEYという環境変数に保存してください。値は sk-xxxxxxxx です。
コマンドラインから設定する場合は export WAYIN_API_KEY="sk-xxxxxxxx" を .zshrc や .bashrc に追記します。
③ ClawHubからAI Clippingスキルをインストール
ClawHubのページからスキルをOpenClawにインストールします。インストール後は動画URLをチャットに貼り付けてクリップ生成を依頼するだけです。
ai-clippingスキルを使って、この動画のバズりやすいクリップを上位3本、縦型フォーマットでエクスポートしてください:
https://www.youtube.com/watch?v=xxxxx
OpenClawがAPIを呼び出し、処理完了後にダウンロードリンクを返します。処理時間は動画の長さによって数分〜十数分かかります。
料金
WayinVideoのWeb版は登録すると200クレジットが無料で付与されます。月額サブスクリプション(詳細は公式サイト参照)と、API専用のユニット購入の2系統があります。
APIユニットは$10で300ユニット、$100で3,500ユニットから購入できます。AI Clippingのクレジット消費は1分あたり2クレジットなので、30分の動画を1本処理すると60クレジット消費する計算です。APIレスポンスにはcost_usageフィールドが含まれており、OpenClawに「このAPIコールは何ユニット使った?」と聞けば即座に確認できます。
クレジットは毎月リセットされるため、繰り越しはできません。まずは無料の200クレジットで5〜10分程度の短い動画を数本試してから、利用量を見極めてプランを選ぶのが現実的です。
KlapやOpus Clipとの違い
短尺動画生成ツールとしてはKlap(参考)やOpus Clip(参考)が先行しています。WayinVideoとの主な違いは3点あります。
まず、APIが公開されていることでAIエージェントと連携できます。KlapとOpus ClipはブラウザUIが主体で、自動化パイプラインへの組み込みには向いていません。
次に、対応プラットフォームが幅広い点があります。YouTube以外にもVimeo、Dailymotion、Kick、Twitch、TikTok、Facebook、Instagram、Zoom、Rumble、Google Driveに対応しており、ローカルファイルのアップロードも可能です。プライベートな収録動画も処理できます。
さらに、クリッピング・サマリー・文字起こし・意味検索の4機能がひとつのAPIキーで使えます。ユースケースに応じて使い分けながら、同じワークフロー内に組み込めます。
まとめ
WayinVideoはAPIを軸に設計されたAI動画ツールです。OpenClawのAI Clippingスキルを経由することで、コーディング不要で長尺動画のショート化を自動化できます。無料の200クレジットで始めて、実際の処理コストを把握してから本格導入を判断するのが向いています。
