Claude Codeは小さな改善を積み上げるタイプのツールですが、2.1.118ではその積み上げ方が少し変わりました。今回の更新は、見た目の操作性と状態確認の導線をまとめて整える内容です。
この記事では、2.1.118で何が変わったのか、どこが実務に効くのかを整理します。
- Vimのvisual modeが使えるようになった
/costと/statsが/usageに統合された- テーマをカスタム化しやすくなった
- HookからMCPツールを直接呼べるようになった
https://code.claude.com/docs/en/changelog
何が変わったか
2026年4月23日に公開された Claude Code 2.1.118 では、まず Vim の visual mode が追加されました。v で文字単位、V で行単位の選択ができ、選択に対する操作もそのまま続けられます。普段から Vim の操作感で考える人には、かなり自然な追加です。
同時に、/cost と /stats は /usage に統合されました。機能が消えたわけではありません。入り口を一つにそろえた形です。使う側から見ると、コマンドの役割を覚えやすくなります。
さらに、/theme から名前付きテーマを作成して切り替えられるようになりました。~/.claude/themes/ を直接編集することもでき、プラグイン側からテーマを配ることもできます。CLIツールでも、長時間使うほど見た目の差は効きます。
実務で効く理由
visual mode の追加は、単なる見た目の拡張ではありません。Claude Code の出力やプロンプトを細かく扱う場面で、選択と編集の流れが短くなります。特に、差分を見ながら一部だけ修正したいときに効きます。
/usage への統合も地味ですが重要です。コスト確認、利用状況の確認、操作の出発点が分散していると、毎回どのコマンドを打つかを考える必要があります。入口を一本化すると、ツールの学習コストが下がります。
テーマ対応も同じです。生成AIのCLIは、短時間の試用ではなく長時間の作業環境になります。背景色やコントラスト、視認性を自分で整えられるだけで、疲れ方が変わります。UIを無理に固定しない設計は、実用ツールとして正しい方向です。
使い方の勘所
visual mode は、Vim に慣れている人ほどすぐ馴染みます。v で範囲を選んでから操作する流れは、キーボード中心の編集と相性が良いです。マウスに頼らず、会話と編集を同じ操作感でつなげたい人に向いています。
/usage は、まずここを入口にしておけば十分です。料金や使用量を確認するときに、コマンドを探し回る必要がありません。運用側から見ても、サポート時の案内を一本化しやすくなります。
テーマは、見やすさを優先して早めに調整したほうがよいです。長いセッションでは、文字サイズや配色の差がそのまま集中力に影響します。プラグインでテーマ配布までできるので、チームで同じ見た目を共有する運用もやりやすくなります。
どこを見ておくべきか
今回の更新で注目すべきなのは、機能追加そのものより、使うときの導線が整理されたことです。/usage の統合、テーマの外部化、visual mode の追加は、それぞれ単独でも便利ですが、合わせると「使い続けるためのCLI」に近づきます。
AI開発ツールは機能数が増えるほど、使い方が散らばりやすくなります。Claude Code 2.1.118 は、その散らばりを少し抑える更新です。日常的に Claude Code を触る人ほど、今回の変更の価値は見えやすいはずです。