Anthropicが2026年4月23日にClaude Code v2.1.119をリリースしました。設定の永続化対応やGitLab・Bitbucketの--from-prサポートなど、実務で即効く改善が複数含まれています。

この記事でわかること:
/configで変更した設定が再起動後も保持される仕組み
--from-prがGitLab・Bitbucket・GitHub Enterpriseに対応した内容
– PostToolUseフックの強化点とVimモードの修正

/config設定が再起動後も消えなくなった

これまで /config コマンドで変更したテーマ、エディタモード、冗長出力設定(verbose)は、セッションを終了すると元に戻っていました。v2.1.119から、これらの設定が ~/.claude/settings.json に自動保存されるようになりました。

設定はプロジェクト設定やポリシー設定と同じ優先度チェーンに組み込まれています。~/.claude/settings.json にグローバルな既定値を置き、プロジェクト単位で上書きする運用が可能です。

合わせて、verbose 設定が再起動後に失われるバグも修正されています。以前は /config で有効にした冗長出力が次回起動時にリセットされていましたが、この問題も解消されました。

–from-prがGitLab・BitbucketのURLを受け付けるようになった

--from-pr フラグはこれまでGitHubのプルリクエストURLのみ対応していました。v2.1.119からは次のURLも指定できます。

  • GitLabのマージリクエストURL
  • BitbucketのプルリクエストURL
  • GitHub EnterpriseのプルリクエストURL

GitLab・Bitbucketをメインで使うチームでも、PRの内容をClaude Codeに渡して作業させるワークフローを組めるようになります。

また、出力内の owner/repo#N 形式のショートリンクが github.com 固定ではなく、実際のgitリモートのホストを参照するように変わりました。GitHub Enterprise環境ではリンク先のURLが正しく解決されるようになります。

PowerShellのコマンドをauto-approveできるようになった

Bashツールコマンドと同様に、PowerShellのツールコマンドもpermissionモードで自動承認できるようになりました。

WindowsでCI環境やautomated workflowにClaude Codeを組み込む場合、確認ダイアログなしにスクリプトを実行させられます。これまでWindowsユーザーのみBashと同等の自動承認が使えない状態でしたが、今回の変更で動作が統一されました。

PostToolUseフックにduration_msが追加された

PostToolUsePostToolUseFailure フックの入力に duration_ms フィールドが追加されました。ツール本体の実行時間(ミリ秒)を示す値で、パーミッションプロンプトや PreToolUse フックの待ち時間は含まれません。

フック内でツールの遅延を検知したり、重いツール呼び出しをログに記録したりする用途に使えます。パフォーマンス計測や異常検知をフックに組み込みたい場合に実用的なフィールドです。

Vimモードのesc動作が修正された

VimモードのINSERTモードでEscを押したとき、キューに積まれたメッセージが入力欄に引き戻されてしまう問題が修正されました。

修正後の動作はシンプルです。INSERTモードでEscを1回押すとNORMALモードに戻り、もう1回押すと割り込み(interrupt)になります。

スラッシュコマンドの入力補完が改善された

スラッシュコマンドの候補一覧で、入力した文字に一致した部分がハイライトされるようになりました。候補の説明が長い場合に末尾が省略されていたのも、2行目に折り返すように変わっています。コマンドを探しやすくなる地味に便利な改善です。

そのほかの主なバグ修正

WindowsのクリップボードやXcodeコンソールから貼り付けたCRLFテキストで余分な空行が入る問題が修正されました。フルスクリーンモードでツール完了のたびにスクロール位置が一番下に戻される問題も解消されています。

MCP関連では、HTTPサーバーのOAuthディスカバリーリクエストへの応答が非JSON形式だった場合に接続が失敗する問題が修正されました。また、--from-pr で取得したPRがgit worktreeのセッションにリンクされない問題や、TaskList のタスク返却順がIDではなくファイルシステム順になっていた問題も修正されています。

更新方法

npm update -g @anthropic-ai/claude-code

インストール済みの場合は起動時に自動更新の案内が表示されます。リリースノートの全文は公式GitHubで確認できます。