AIでプレゼン資料を作る時代が、また一歩進みました。汎用AIエージェント「Manus」のスライド機能が、OpenAIの画像生成モデル「GPT Image 2」に対応しました。テキストや画像の編集、スピーカーノート生成、複数形式へのエクスポートまで、1つのツールで完結します。
この記事でわかること
- Manus Slidesの主な機能と使い方
- GPT Image 2対応で何が変わるのか
- 料金体系と利用時の注意点
Manus Slidesとは
https://manus.im/tools/ai-presentation
Manusは、Butterfly Effectが開発しMetaが買収した汎用AIエージェントです。リサーチ、コーディング、データ分析など幅広いタスクをこなせます。その中のスライド生成機能が「Manus Slides」です。
他のAIスライドツールとの大きな違いは、リサーチから始まる点にあります。トピックを入力すると、Manusが複数のソースからWeb検索を行い、情報を集めて構成を組み立て、スライドを生成します。ユーザーが素材を用意する必要がありません。
独自のLLMは持たず、AnthropicのClaudeやAlibabaのQwenなど複数のモデルを組み合わせて動作します。
GPT Image 2対応で変わること
2026年4月29日、ManusはGPT Image 2への対応を発表しました。GPT Image 2は、OpenAIが2026年4月21日にリリースした最新の画像生成モデルです。2K解像度に対応し、テキストの描画精度が大幅に向上しています。
今回の対応により、Manus Slidesでは以下の操作が可能になりました。
- スライド上のテキストや画像をクリックして直接編集
- プロンプト入力による画像の差し替え・更新
- スピーカーノートの自動生成
- Google Slides、PowerPoint、PDF、Google Drive、OneDriveへのエクスポート
従来のManus Slidesでは、内蔵の画像モデル「Nano Banana Pro」を使って画像を生成していました。GPT Image 2が選択肢に加わったことで、特にテキストを含むスライド画像の品質向上が期待できます。GPT Image 2は見出しや小さなキャプション、数値データなどの文字を正確に描画できるため、インフォグラフィックやデータを含むスライドとの相性が良い点が強みです。
スライド作成の流れ
使い方は3ステップです。
まず、チャット画面でトピックを入力するか、PDFなどのドキュメントをアップロードします。次に、テンプレートを選択し、スライド枚数を指定します。GPT Image 2やNano Banana Proの画像生成を有効にするかどうかもここで選べます。
Manusが自動でアウトラインを作成し、リサーチを実行し、スライドを生成します。標準的な10枚のスライドで約5分、40枚規模の調査レポートで約15分が目安です。
完成後はそのままブラウザ上で編集できます。要素をクリックしてAIに変更を指示する方法、チャットで大幅な変更を依頼する方法、手動で直接編集する方法の3パターンがあります。
料金体系
Manusはクレジット制で、すべてのタスクがクレジットを消費します。スライド専用の料金プランはありません。
無料プランでは1日300クレジットが付与されます。有料プランはStandard(月額20ドル/4,000クレジット)、Customizable(月額40ドル/8,000クレジット)、Extended(月額200ドル/40,000クレジット)の3段階です。いずれのプランも1日300クレジットの追加リフレッシュがあります。
10枚のスライド作成で約200クレジットを消費するため、無料プランでも1日1〜2回は試せる計算です。ただし、未使用クレジットは月末に失効します。また、タスク実行前に消費クレジット数の見積もりが表示されない点には注意が必要です。
知っておきたい制限
Manus Slidesには便利な面が多い一方で、いくつかの制限があります。
Google SlidesやPowerPointとのネイティブ連携がないため、編集はManus上で行い、完成後にエクスポートする流れになります。普段使っているツール内で直接スライドを作りたい場合は、Plus AIなどの専用ツールが選択肢に入ります。
リサーチから生成までが自動で進むため、途中でアウトラインを確認・修正する機会がありません。方向性がずれた場合は、生成を止めてやり直す必要があります。
また、リサーチに使ったソースの引用や出典が表示されません。ビジネス用途でファクトチェックが必要な場合は、生成後に自分で確認する必要があります。
まとめの一言
Manus Slidesは、リサーチから画像生成、スライド構成までを一気通貫で処理できるツールです。GPT Image 2対応により、画像品質の選択肢が広がりました。プレゼン資料の初稿を素早く作りたい場面で、試してみる価値があります。