Claude Codeを導入したものの、何から設定すればいいかで時間を取られることがあります。hooks、MCP、subagentsといった選択肢が多く、プロジェクトに合わせた最適解を選ぶのは簡単ではありません。
この記事では、Anthropicが公式提供するプラグイン「claude-code-setup」の機能と使い方を解説します。
この記事でわかること:
- claude-code-setupがプロジェクトをどう解析するか
- 5カテゴリの提案内容と実例
- インストールから起動までの手順
Claude Code設定の難しさ
Claude Codeには、hooksによるイベント駆動の自動化、MCPサーバーによる外部ツール連携、skillsによるスラッシュコマンド拡張など、豊富な設定オプションがあります。プロジェクトによって最適な組み合わせが異なるため、初期設定に迷いやすいのが実情です。
「どのMCPを入れるべきか」「このプロジェクトにはどんなフックが合うか」という判断をサポートするのが claude-code-setup の役割です。
claude-code-setupとは
claude-code-setupは、AnthropicがClaude Code向けに公式提供している設定支援プラグインです。コードベースを解析し、プロジェクトの構成・依存関係・コードパターンに合った自動化設定をカテゴリ別に提案します。
2026年4月時点のインストール数は89,470件で、Claude Code公式プラグインの中でも広く使われています。プラグインはread-onlyモードで動作するため、ファイルの書き込みは行いません。提案内容を確認したうえで、採用するかどうかをユーザーが判断します。
プロジェクトの判定は、package.jsonや言語ファイル、ディレクトリ構造の確認によって行われます。
5カテゴリの提案内容
MCPサーバー
Model Context Protocol(MCP)は、Claude Codeと外部ツールの接続を標準化したAnthropicのプロトコルです。claude-code-setupは技術スタックに応じてMCPサーバーを推奨します。Reactプロジェクトに対してはPlaywright MCPを提案するなど、プロジェクトタイプと対応するMCPが紐づいています。
スキル(Skills)
スキルはスラッシュコマンドや自動起動の機能として動作する拡張です。タスクに応じてClaudeが自動で呼び出します。プロジェクトの特性に合ったスキルセットを提案します。
フック(Hooks)
フックは、ファイル保存やツール実行などのイベントに連動して動くスクリプトです。コード変更時の自動リント、コミット前の検証など、開発フローへの自動化組み込みを提案します。チームで .claude/settings.json を共有すると、フックをメンバー全員に適用できます。
サブエージェント(Subagents)
特定タスクに特化したエージェントを推奨します。認証コードを検出した場合、セキュリティレビュー用のサブエージェントを提案するなど、コードの内容に基づいた判断が行われます。@エージェント名 で明示的に呼び出す使い方です。
スラッシュコマンド
よく使うワークフローをコマンドとして登録する提案を行います。繰り返し実行する手順をひとつのコマンドに集約できます。
提案数はデフォルトで各カテゴリ1〜2件です。「MCPサーバーは何を使えばいい?」のようにカテゴリを指定すると、3〜5件に拡張されます。
インストールと使い方
Claude Codeを起動した状態で、以下のコマンドを実行します。
/plugin install claude-code-setup@claude-plugins-official
インストール後は、次のプロンプトで起動します。
recommend automations for this projecthelp me set up Claude Codewhat hooks should I use?
日本語で「このプロジェクトに合う設定を提案して」と入力しても動作します。プラグインがコードベースを解析し、プロジェクト構成に合った設定をカテゴリ別に出力します。
設定の出発点として使う
claude-code-setupの提案はあくまで推奨です。すべてを採用する必要はなく、必要なものだけを選んで設定に組み込む使い方が現実的です。
大規模なプロジェクトほど設定の種類が増えがちです。最初から一つずつ調べて設定する代わりに、プラグインで候補を絞り込んでから判断する流れが効率的です。
